犬の股関節脱臼、持病で手術できないときは?アジソン病のトイプードルがテープ固定を選んだ記録

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犬の股関節脱臼で「手術が必要」と言われた。でも持病があって、手術に耐えられるか分からない。うちのトイプードルのふわり(8歳・アジソン病)が、まさにそうでした。

ふわりは両足の股関節が外れました。一時は手術が必要と言われたのですが、アジソン病があるので手術に持ちこたえられないかもしれない、ということで、手術はせずにテープで固定しました。そのあとどうなったのか、今どんなふうに暮らしているのかを書きます。

この記事でわかること
  • 両足の股関節が外れたときの、ふわりのようす
  • 今思えば予兆だったかもしれない、外れる前の仕草
  • 手術が必要と言われたのに、しなかった理由(アジソン病のこと)
  • テープ固定のあと、どうなったか
  • 散歩ができない今、どうやって歩かせているか
  • 家でいちばん気をつけていること
kairi
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ここに書くのは、うちの1匹に起きたことです。治療のしかたは、その子の体や持病によって違います。迷ったときは、かかりつけの先生と相談してください🙏

先に答えです|手術はせず、テープ固定でくっつきました

外れたところ
両足の股関節
両足とも外れたときは、立つこともできませんでした
治療
テープ固定
手術はせず、包帯に近いテープで固定しました
今のようす
くっついた
でも走ることはほぼできず、散歩もお休みしています

テープ固定でくっついてくれたので、ひとまず安心しています。でも、また外れてしまうこともあるので、今も慎重に生活させています。

両足の股関節が外れる歩けない・立てない状態に一時は「手術が必要」でもアジソン病があるので手術はせずテープ固定包帯に近いテープでくっついてくれた自分の足で歩いた姿に感動今走れず散歩もお休み。庭で少しずつ
ふわりの股関節脱臼の流れ

両足の股関節が外れたとき、どんな様子でしたか?

両足とも外れたときは、歩けませんでした。立つこともできない状態でした。

今になって思えば、予兆はあったのかもしれません。外れる前から、ふわりが片足をひょいと上げる仕草を、何度か見ていたんです。そのときは「どうしたんだろう」くらいで、様子を見てしまいました。

トイプードルは股関節の脱臼が多い犬種だそうです。うちはリビングがフローリングなので、そこで少しずつ足を痛めていたのかも、と今は思っています。

最初に外れたのは4月で、片足でした。外で遊んでいるときに、段差のあるところでジャンプしたからだったのでは、と思っています。そのあと、片足を上げて歩いていたんです。

そして5月に、もう片方の足も外れて、両足になってしまいました。

立てなくなって、その日の午後にはすぐ病院へ連れて行きました。それまでの午前中、ふわりは自分で頑張って、シートでおしっこをしていたんです。

kairi
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このとき、犬ってえらいなーって思いました🐾

病院のサイトに書かれていたこと|股関節の脱臼は、なぜ起きる?
  • 落下や交通事故のような強い衝撃のほか、ジャンプの失敗やフローリングで滑るといった、ふだんの暮らしの中で起きることも増えているそうです(辻堂犬猫病院)
  • ケガによる股関節の脱臼は、トイ・プードルに多い犬種のひとつと説明されています(しょう動物病院)
  • 足を浮かせる、引きずるなどのようすがあれば、まず動物病院へ。脱臼かどうかは診察で分かります

手術が必要と言われたのに、なぜしなかったのですか?

一時は、手術が必要だと言われました。

でも、ふわりにはアジソン病があります。手術に持ちこたえられないかもしれない。そういうことで、手術はしないで、テープで固定することになりました。

アジソン病は、体を守るホルモンが足りなくなる病気です。ふわりの場合は、美容室でのカットが大きな負担になっていたことが分かって、今は家でカットしています。そういう子なので、ケガの治療も、まずアジソン病のことを考えることになりました。発作のことはアジソンクリーゼの記事に、病気そのもののことは犬のアジソン病とは?に書いています。

病院の解説に書かれていたこと|アジソン病と手術・麻酔
  • 強すぎるストレスは、ショック状態(副腎クリーゼ)の引き金になることがあります。ストレスがかかるときは、お薬(ステロイド)の量を調整することもあるそうです(しょう動物病院)
  • 手術や麻酔は、体にとって大きなストレスです。アジソン病の子は手術の前後にお薬や点滴の準備が必要だと、獣医師向けの解説に書かれていました(Clinician’s Brief・英語)
  • 手術ができるかどうかは、その子の状態を見て先生が判断することです
kairi
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アジソン病があると、ケガの治療も「手術に持ちこたえられるか」から考えることになりました。

テープ固定って、どんなものですか?

ふわりの足に巻いたのは、包帯に近いテープです。

右の後ろ足を黄色いテープで固定して、ソファであお向けになるトイプードルのふわり
右の後ろ足を、黄色いテープで固定していたころ
左の後ろ足を黄色いテープで固定して、ソファで横になるトイプードルのふわり
こちらは左の後ろ足。右と左、別々のときに外れました

写真のお腹の毛が薄く、皮膚がカサカサしているのは、脱臼のせいではありません。アジソン病の薬の影響です。これでも、だいぶ生えてきたほうなんです。先生に薬の量を調整してもらって、少しずつ戻ってきました。毛のことはアジソン病の記事に書いています。

ふわりの固定が取れたのは、6月でした。

テープが取れて、ふわりが自分の足で歩いたとき。本当に感動しました。

正直に言うと、もう歩くのは厳しいのかもしれない、と思っていたんです。犬用の車椅子が必要になるのかな、とまで考えていました。

それが、目の前で歩いている。あのときの姿は忘れられません。

kairi
kairi

車椅子まで考えていたから、歩いた姿を見たときは涙が出そうでした🐾

病院のサイトに書かれていたこと|手術をしない固定のしかた
  • 外れた関節を戻したあと、包帯で数日〜2週間ほど固定する方法が紹介されています(wizoo・獣医師監修)
  • 固定の期間は病院によって違い、約4週間としているところもあります(辻堂犬猫病院)

テープ固定で治りますか?また外れることは?

ふわりは、テープ固定でくっついてくれました。ひとまず安心しています。

ただ、また外れてしまうこともあるので、今も慎重に生活させています。

病院のサイトに書かれていたこと|固定したあとの再発
  • 手術をしないで戻して固定する方法は、また外れる子も少なくないと説明されています。数字は病院によって違い、成功は約50%(辻堂犬猫病院)、およそ60〜70%が再発(しょう動物病院)という書き方がされていました
  • くり返す場合には手術を考えることもあるそうです。どうするかは、かかりつけの先生と相談してください
kairi
kairi

くっついてくれて、ひとまず安心。でも、また外れることもあるので、慎重に暮らしています🐾

人のそばの床で伸びて眠るトイプードルのふわり
室内で過ごすふわり。今は走らせず、慎重に暮らしています

股関節脱臼のあと、散歩はできますか?

ふわりは今、小走りはできますが、ダッシュのように走ることはできません。散歩もだめです。

その代わりに、少しずつ庭に出して、歩かせています。うちの庭はまわりを塀で囲ってあって、チワワたちが過ごしている場所です。ふだんは室内で過ごしているふわりも、そこで少しずつ歩いています。

病院のサイトに書かれていたこと|治療のあとの運動
  • リハビリ・体重管理・運動の制限が大事とされています(オリバー動物病院)
  • 散歩をするなら段差の少ないコースを選ぶ、という説明もありました(アニコム損保・獣医師監修)
  • いつから、どのくらい歩かせてよいかは、その子の状態によります。先生に確認してから始めてください

家で気をつけていることは?

いちばん気をつけているのは、階段の上り下りと、ジャンプをさせないこと。それから、フローリングの床に出さないことです。

今は、リビングのようなフローリングの部屋には出さず、広めの滑らない部屋で過ごさせています。フローリングがいちばん足に悪いと聞いたので。

うちで気をつけていること病院のサイトに書かれていたこと
階段の上り下りをさせない家の階段には柵をつけて、落ちないようにする(つだ動物病院)
ジャンプをさせないジャンプの失敗も脱臼のきっかけになる(辻堂犬猫病院)。ソファなどへのジャンプは制限を(アニコム損保)
フローリングに出さない(滑らない部屋で過ごす)床に滑り止めのマットを敷く、段差にスロープを置く(くじら動物病院)
※左がうちでしていること、右は病院のサイトで読んだことです

うちはマットを敷くより、部屋ごと分けることにしました。フローリングの部屋に出さなければ、滑る心配がありません。

床に敷いた犬用の滑り止めタイルマット

床の滑りが気になるなら、犬用の滑り止めマット

うちはフローリングの部屋に出さないことで、滑らないようにしています。このマットはうちで使っているものではありませんが、部屋を分けるのが難しいお家で「床の滑り止め」をするなら、こういう犬用のタイルマットがあります。30cm角で、洗えるタイプです。

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持病があって手術に迷っている方へ

えらそうなことは言えません。うちに書けるのは、ふわりに起きたことだけです。

ふわりの場合中身
手術をしない道もあったアジソン病で手術に持ちこたえられないかもしれず、テープ固定にしました
くっついても終わりではないまた外れることもあるので、慎重に生活させています
車椅子まで考えていたテープが取れて自分の足で歩いた姿に、本当に感動しました
走れなくても歩ける散歩はお休み。庭に出して、少しずつ歩かせています
家で気をつけていること階段の上り下りとジャンプをさせない。フローリングの部屋に出さない

ふわりにかかっている毎月の通院費やお薬代は通院費と薬代の記事に、最近あった血尿のことは犬の血尿、元気はあるのに?に書いています。

kairi
kairi

持病があって手術に迷っている方の、ひとつの実例になればうれしいです🐾

参考にした記事

この記事について
この記事は、持病のある犬と暮らす飼い主の体験をまとめたものです。股関節脱臼の治療法をすすめるものではありません。手術をするか、固定で様子を見るかは、その子の状態や持病によって違います。気になる症状があるときは、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

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