持病のある犬と暮らしていると、診察室でこう聞かれます。「いつからですか?」
この一言に、正確に答えられるかどうか。それだけで診察の中身が変わります。うちは5匹と暮らしていて、そのうち2匹が毎日お薬を飲んでいます。覚えていられるはずがないので、全部その場で記録しています。
この記事では、うちが実際に残している6つの項目と、それが病院でどう役に立ったかを、実物の記録つきで書きます。ノートでもスマホでも、やることは同じです。
- うちが記録している6つの項目(と、書かなくていいこと)
- 記録があったから助かった、実際の場面3つ
- 「元気はある」を裏づけてくれるのは体重の数字
- 家族で世話をしている家ほど、記録が効く理由


記憶に頼るのはとっくにあきらめました。その場で30秒、これだけです😅
うちが記録している6つのこと
あれこれ書こうとすると続きません。うちが残しているのは、この6つだけです。
むずかしいことは何も書いていません。体重は数字だけ、シャンプーは日づけだけ。長い文章を書こうとすると、忙しい日に飛ばしてしまうからです。
そのかわり「⑥ 気になったこと」だけは、思ったとおりの言葉で書いています。「順調じゃない感じ」「なんだか行動が変です」といった、あとから読むと意味のある一行になるからです。

きれいに書こうとしないのがコツです。あとで読むのは自分と先生だけですから。
記録があって助かった、3つの場面
① 「数週間前からあった」と分かった日
2026年6月、チワワのmooの腰のあたりに、左右にコブのようなものがあることに気づきました。その日に書き残したのが、これです。
数週間前からあるらしい。
明日、病院に連れて行こう!予約した
翌日に受診して、結果は脂肪でした(細胞を採って調べてもらいました)。この日の会計は8,250円、狂犬病の注射も一緒にお願いしています。
大事なのは「気づいたその日に書いて、翌日に行った」ところです。書くと、決心がつきます。「明日行こう」と自分で書いてしまうと、行かないわけにいかなくなるのです。
② 「いつから食べていないか」を正確に言えた
トイプードルのふわりが10日ほどごはんを食べなくなったことがありました。3日目に受診したとき、「◯日の朝から」と日づけで言えました。
「最近ちょっと食べないんです」と「◯月◯日の朝から、朝だけ食べません」では、伝わる情報量がまったく違います。このときの詳しい話はこちらの記事に書きました。
③ 皮膚炎が「広がっている」と言えた
預かっているふくの首の下に、毛が抜けている場所を見つけたのが7月下旬。その3日後に「広がってきている」と記録し、その日に予約の電話を入れました。
「広がっているかどうか」は、前の記録がないと言えません。これも記録の力だと思っています。


先生に「いつからですか」と聞かれて答えられないと、こちらも不安なまま帰ることになります。
いちばん役に立つのは、実は体重です
6つのうちいちばん効くのは体重だと感じています。理由は、飼い主の気持ちに左右されない数字だからです。
たとえば、ふわりがごはんを食べなかった時期の体重はこうでした。
食べない日が続いていたのに、体重はむしろ増えていました。この数字を見て、ようやく落ち着けたのを覚えています。
反対に、増えているほうが気になることもあります。mooは5月下旬に4.54kgでしたが、6月中旬には5.00kgまで増えていました。小型犬の500gは、人でいえばかなりの増加です。心臓病の子なので、ここは見逃せません。
持病によって、見るところが逆になる。これが多頭飼いのややこしいところです。だから数字で持っておかないと混ざってしまいます。
家族で世話をしている家ほど、記録が効きます
うちは家族で犬の世話をしています。だから記録には、「だれがやったか」も残します。
忘れるより怖いのは、二重にあげてしまうことだからです。「お母さんがもうあげたと思ってた」で薬が2回入るほうが、1回抜けるより危ない場面があります。
うちは医療費を家族で毎月積み立ててまかなっています。だからこそ「何にいくらかかったか」も、みんなが見られる形にしてあります。積み立てのことはペット保険の記事に書きました。

記録は、家族へのお願いを減らしてくれます。「見といて」と言うより、書いておくほうが早いです🐾
まとめ|書くのは30秒、助かるのは診察室
記録をつけていて分かったのは、あとで読み返すために書いているのではないということです。書いた瞬間に「明日病院に行こう」と決まったり、翌日「昨日より広がっている」と気づけたりする。その場で効いています。
持病のある子との暮らしはアジソン病の記事やアジソンクリーゼの記事にも書いています。同じように毎日を記録している方がいたら、どこかで役に立てばうれしいです。

この記事は、持病のある犬と暮らす飼い主が、日々の記録をどう残しているかをまとめたものです。ここに書いた項目は、うちが必要だと感じて選んだものにすぎません。症状の判断・診断・治療については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。






コメント